昔も今も、中小企業の役員車にはクラウンが「ちょうどいい」?

カーリース

2022年7月に発表された新型クラウン。
その大胆なデザイン刷新と、変化の激しい市場に合わせて趣の異なった4車種を展開するという戦略は、驚きをもって迎えられました。
そして4種展開の先陣を切って登場した「クロスオーバー」に続いて、2023年10月現在、「スポーツ」と「セダン」の発売が間近に迫り、さらにその後には「エステート」が控えています。
本コラムでは、全貌を表しつつある新型クラウンの姿に迫りながら、新旧モデルに渡って受け継がれる、役員車としての“絶妙なポジション”について考えてみたいと思います。

新型クラウンの役員車としての“絶妙なポジション”

代替車の見当たらない「クラウン」というポジション

クラウンは決して、華美であったり、派手すぎたりというクルマではありません。同時にまた、地味すぎたりということもありません。しっかりと堅実に、乗る者のステイタスを周囲に伝えていく。その意味において、なかなか代替車の見つからないポジションにあるクルマといえます。
だからこそ、中小企業における役員車として「ちょうどいい」役割を果たしてきたのでしょう。
そのポジションは、日本初の純国産車としてスタートして以来今日まで築き上げてきた、ブランドの伝統に裏打ちされています。
そしてまたそれは、常にトヨタの技術の粋が注ぎ込まれてきた、クルマの性能に裏打ちされているのです。

代替車の見当たらない「クラウン」というポジション

4車種から見えてくる、新型クラウンの戦略

以上の前提をもとに、新型クラウンの4車種を見てみれば、ブランドが引き継ごうとする「伝統」と、新たに取り入れようとする「革新」が、そこから見えてくるのではないでしょうか。
セダンとSUVを融合させた、セダンプラスというコンセプトの「クロスオーバー」。クラウンの正統でありオリジンともいうべき「セダン」。スポーティーなルックスと走りが特徴の「スポーツ」。アクティブで機能的なSUV「エステート」。一見してわかるように、そこには新たなチャレンジが多く盛り込まれています。
それは「クロスオーバー」や「エステート」に見られるように、国内外ともに人気の高まるSUVへのアプローチであったり、世界を視野に入れたサイズ変更といった部分であったりするでしょう。
クラウンの車体幅はこれまで、1,800mm以内に収められてきましたが、今回のクロスオーバーは1,840mmと、わずかながらもそれを超えた車幅になっています。
これはグローバル展開をめざすというクラウンの新戦略と、おそらく無縁ではないでしょう。

4車種から見えてくる、新型クラウンの戦略

「クラウンらしさ」の継承

同時に新型クラウンは、「クラウン」というブランドの核をずらしてはいません。
例えばそれは、これまでのユーザレビューにおいても、「乗ってみたら、確かにこれはクラウンだね」という声が多く聞こえてくるという事実からも、うかがい知ることができるでしょう。クラウンらしさ、それは完成度の高さ。「ドライバーの意のまま、思いのままに動く」というクルマとしての成熟度。
新型クラウンは、その乗り心地において、確実にこれまでのクラウンのDNAを受け継いでいるのです。

世界は変わる。クラウンは変わらない

以上を総合的に考えてみると、16代目の新型クラウンがターゲットの多様化を図っていることは、まず明確ではないでしょうか。
これまでのクラウンには、女性や若者というイメージはあまりありませんでした。
しかし新型クラウンであれば、女性にも、これまでターゲットからはやや外れていた感のあるヤングエグゼクティブにも、「これこそ私の1台」という車種とグレードが、きっと見つかることでしょう。
しかしそれと同時に、クラウンとしての軸は、あくまでブラさないという選択。これは一体、何を意味しているのでしょうか?

新型クラウンであれば、女性にも、これまでターゲットからはやや外れていた感のあるヤングエグゼクティブにも、「これこそ私の1台」という車種とグレードが、きっと見つかることでしょう。


あくまで仮説ではありますが、ここで考えられるのは、「成功したエグゼクティブのイメージが、時代に合わせて拡大しつつある」ということではないでしょうか。
かつての名キャッチコピー「いつかはクラウン」の背後にあるドライバー像が、「成功し成熟した男性」という固定化されたイメージだったのだとしたら、新型クラウンのドライバー像は、時代に合わせて、女性や若者を含み込んだかたちで、しかるべく柔軟にアップデートされたといえるのかもしれません。
そういった意味では、クラウンはこれからもあくまでクラウンらしく、役員車としての、またとないポジションをキープし続けていくのではないでしょうか。

世界は変わる。クラウンは変わらない

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もちろん、新型クラウンの新車販売も、カーリースも承っております。
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