アルコールチェック、飲酒後の運転は何時間空ければOKなの?

法規制

いよいよ2023年12月1日から、運転業務前後のアルコールチェックが義務化されます。
こうなると気になってくることの1つが、「飲酒後の運転は何時間空ければOKなのか?」ということではないでしょうか。ドライバー、安全運転管理者ともに、必読の内容です。

飲酒後の運転は何時間空ける?

飲酒後の運転は何時間空ける?

冒頭から結論めいたことを述べてしまいますが、「飲酒後の運転は○○時間空ければOK」という、明確な基準は存在しません。
人それぞれの体格・体質の違い、体調、飲んだお酒の種類や量、摂取したアルコールの度数、年齢などが複雑に関係するためです。
ただしこれでは何の基準にもなりませんので、アルコール摂取後に何時間空ければ運転可能になるのかを概算で算出する式について、次に見ていきましょう。

1時間当たりのアルコール分解量を求める式

さて、個々人の体重に基づいて、1時間当たりのアルコールの分解量を求める式についてご紹介します。
式自体はシンプルで、「体重×0.1」というものです。つまり体重が60kgの人なら6g、80kgの人なら8gといった具合になります。そして、摂取したアルコールの分解にかかる時間の目安を算出する式は、次の通りです。

「純アルコール量(g)÷ 分解できるアルコール量(g)」(単位:時間)
実際の数字を当てはめてみましょう。体重60kgの人が、純アルコール量24gのお酒を飲んだとすると、24÷6で4、すなわち4時間かかるということになります。

ただしこれはあくまで目安としての算出方法で、実際には体格、体質、年齢等の問題も絡んできますので、参考程度にとどめておくようにしてください。またあくまでも、飲酒した当日には運転はしないというのが大原則になります。

前日の飲酒なら、運転はOK?

前日の飲酒なら、運転はOK?

では、運転の前日なら飲酒はOKかというところですが、前日分のアルコールも、体内に残っていればアルコールチェッカーに検出されてしまう場合があります。
ですから当日のみならず、運転を控えている場合には、前日にも飲酒をしないのが確実・安全です。
睡眠時間があるから大丈夫と思われるかもしれませんが、実は、睡眠中にはアルコールの分解が遅くなります。
ですから前日に飲まざるをえない場合でも、運転が控えているなら飲酒量を少なくする、飲酒時間を短くする、睡眠時間プラスアルファの時間を確実に確保するといった工夫で、体内からアルコールを抜くようにしましょう。

飲酒後にアルコールを早く分解・排出する方法はある?

残念ながら、そういった便利な方法は存在しません。
飲酒時、飲酒後に「水をたくさん飲むと良い」とも言われますが、これとても体内からアルコールを排出するには、ほぼ役立ちません。

飲酒後にアルコールを早く分解・排出する方法はある?


尿から排出されるアルコールはどちらかというと少なく、摂取したアルコールのほとんどは「肝臓で分解される」ものだからです。
いったん摂取してしまったアルコールの分解・排出を早める方法はありませんから、やはり「摂取量を控える」ことこそが、最も重要な防御策になります。
ちなみに「サウナやスポーツで汗をかくと良い」というのは俗説で、飲酒後の身体にはかえって危険なので、気をつけるようにしましょう。

アルコールチェック義務化、ご対応はお済みですか?

アルコールチェック義務化、ご対応はお済みですか?

2023年12月1日よりのアルコールチェック義務化。ご対応はお済みでしょうか?
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トヨタレンタリース京都では、各種のアルコールチェッカーを取り扱っており、お客様の業務内容に合わせたご提案が可能です。
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