社用車は常に、会社の看板を背負って走っています。ドライバーの行動1つひとつが会社全体のイメージに直結するということを、御社の社員は、全員が意識できているでしょうか。
車両管理担当者としては、「まさかうちの社員に限って…」と思いたいところですが、自覚のないままドライバーがNGな行動をしているケースは、決して少なくありません。トラブルが起きてからではなく、事前にリスクの芽を摘んでおく必要があります。本コラムでは、社用車でやってはいけないNG行動を10個にまとめました。ぜひご一読の上、社内への周知に役立ててください。
社用車のNG行動を知ることが、なぜ大切なの?
─会社と個人、双方のリスク
社用車での問題行動は、大きく2つのリスクをはらんでいます。
ひとつは法的リスク。交通違反や事故が発生した場合、運転者本人だけでなく、車両を管理する会社にも責任が及ぶことがあります。
もうひとつは信頼リスク。社用車でのルール違反・禁止行為は、取引先や一般市民の目に触れ、会社の評判を損なう原因になります。
「個人の問題」ではなく「会社の問題」として捉えることが、適切な車両管理の出発点です。
これはNG!社用車でやってはいけない10の行動
NGルールその1. 私的利用・プライベート使用
通勤や業務以外での使用が社内規程で禁止されているにもかかわらず、買い物や家族の送迎に使うケースが考えられます。もしそのときに事故が起きた場合、保険が適用されないリスクがあるほか、就業規則違反として懲戒処分の対象にもなりえます。
NGルールその2. 運転中のスマホ・ながら運転

スマートフォンを手に持っての通話や操作は厳禁です。近年の法改正により罰則は大幅に強化されており、違反点数・反則金ともに重い処分が科されます。ハンズフリーであっても、会話に集中することで注意が散漫になるリスクがあることを忘れずに。
スピード違反を含む交通違反の罰則については、「スピード違反してしまった!罰金はどうなる?罰則も詳しく紹介」にて詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。
NGルールその3. 無断での他人への貸与
「ちょっとだけ」と他人や家族に運転を任せる行為も、規程違反になります。社用車の保険に運転者の限定特約を付けていた場合、保険が使えないケースもあります。
社用車の保険の仕組みについては、コラム「社用車で事故をした。保険ってどうなるの?」をあわせてご確認ください。
NGルールその4. 飲酒後の運転・翌朝の運転

飲酒した翌朝の「もう大丈夫だろう」という主観的な判断は、非常に危険です。アルコールは睡眠をとっても体内に残ることがあり、翌朝でも基準値を超えていることがあります。飲酒後から運転再開までの目安時間については「アルコールチェック、飲酒後の運転は何時間空ければOKなの?」で詳しく解説しています。
飲酒した翌日は、アルコールチェックを怠らず行うべきことはもちろん、念のため公共交通機関を利用するよう、社内で周知することが大切です。
NGルールその5. 駐車違反・放置駐車

社用車でのパーキング違反は、放置違反金として会社に請求が届くことがあります。「少しだけだから」が積み重なると、会社のコスト負担も増えてしまいます。違反発生時の対処法や防止策については「社用車で駐車違反したらどうなるの?防止策は?」も参考にしてください。
NGルールその6. 改造・カスタム・ステッカー貼付
社有車はもちろん、カーリースの場合は特に注意が必要です。リース車は契約終了時に原状回復が必要なため、ステッカーや後付けパーツによる傷・跡が残ると、高額な修復費用が発生することがあります。
その点、トヨタレンタリース京都では、社用車の架装・社名塗装等を柔軟に承っていることが特徴です。カッティングシールによってイメージ通りの社名塗装等を施すことが可能で、返却時にシールを剥がす必要もありません。詳しくはコラム「カーリースの社用車に社名を塗装したい!」をご覧ください。
また、コラム「カーリースの社用車に傷が付いちゃった!どうすれば良い?」では、社用車に傷が生じた場合の対応についても解説しています。
NGルールその7. 車内での喫煙・飲食の放置
タバコのにおいや食べ物のシミは、車両価値を大きく下げます。リース車であれば返却時の査定に影響し、社有車であれば下取り・売却時の評価が下がってしまいます。「いずれは誰かが使う車」という意識を持って、車内を清潔に保つよう、社内に促しましょう。
NGルールその8. 事故後の無報告・隠蔽
「小さな傷だから報告しなくていいか」と自己判断するのは、絶対にNGです。後から発覚した場合、処分が重くなるだけでなく、保険対応が複雑になることもあります。どんな小さな接触事故でも、速やかに上長・担当部署へ報告するよう、社員間でのルールを徹底してください。
事故時の保険対応の流れは、コラム「社用車で事故をした。保険ってどうなるの?」でも確認できます。
NGルールその9.給油管理・法定点検を行わない
「前の人がガソリンを入れてくれていると思った」「法定点検の時期に気づかなかった」といったミスは、車両管理の失敗事例としてよく耳にします。各ドライバーの「人任せ」にするのではなく、組織的に抜け・漏れのないような体制を考案・構築するのが良いでしょう。
以上に関連して、消耗品の交換タイミングについては、コラム「クルマの消耗品はいつ交換する?覚えておきたい消耗品10選」が、また燃料費の一元管理については、コラム「【企業担当者必見】社用車のガソリン代の管理がしたい。さて、対策は?」が参考になります。
NGルールその10. 社用車での”副業的”な利用
フードデリバリーや個人の送迎など、社用車を使った”副業”は見落とされがちなNGのひとつです。業務と無関係な目的での使用は、就業規則違反になるだけでなく、事故時の保険適用外となるリスクもあります。近年こうしたトラブル事例が増えてきており、車両管理担当者として注意が必要です。
NG行動を防ぐために ─車両管理担当者ができる3つの対策
1. 社内規程を整備し、定期的に周知する
社員の「知らなかった」を防ぐためには、明文化されたルールと定期的な周知が欠かせません。入社時の説明だけでなく、年に一度は、社用車利用規程の確認機会を設けましょう。
規程整備のチェックポイントは、コラム「コンプライアンス対応は大丈夫?社用車管理の安全チェックリスト」が参考になります。
2. テレマティクスで「見える化」する

車両の走行データをリアルタイムで把握できるテレマティクスサービスを活用すると、急加速・急ブレーキ・深夜の走行などの異常を検知できます。ドライバーへの抑止力にもなり、万が一のトラブル時も記録が残ります。
トヨタの先進テレマティクス技術については、コラム「営業車の運行管理をリアルタイムで把握できる通信型ドライブレコーダーとは」が参考になりますので、あわせてご覧ください。
3. 定期的な安全教育を実施する
知識のアップデートと意識の醸成には、継続的な研修が効果的です。外部の安全運転講習プログラムを活用するのも、担当者の負担を軽減するうえで有効な手段のひとつです。

トヨタレンタリース京都では、京都府内の企業様を対象として、座学による講習と実技とを効果的に組み合わせた「安全運転カレッジ」を、定期的に開催しています。
また、動画を使った安全運転の社内啓蒙を行なっていただけるよう、コラム「【車両管理者の皆様へ】動画で伝える!伝わる!無料の安全運転講習」をご用意しています。
まとめ
今回ご紹介した10のNG行動を、以下に整理してみましょう。
NGルールその1. 私的利用・プライベート使用
NGルールその2. 運転中のスマホ・ながら運転
NGルールその3. 無断での他人への貸与
NGルールその4. 飲酒後・翌朝の運転
NGルールその5. 駐車違反・放置駐車
NGルールその6. 改造・カスタム・ステッカー貼付
NGルールその7. 車内での喫煙・飲食の放置
NGルールその8. 事故後の無報告・隠蔽
NGルールその9. 法定点検・給油管理の怠慢
NGルールその10. 社用車での”副業的”な利用
「我が社は大丈夫」と思っていても、意外と見過ごしや目の届かないところがあるのではないでしょうか。今一度、社内の状況を振り返ってみてください。その際に本コラムを、社内共有や研修資料としてもご活用いただけましたら幸いです。
いかがでしたでしょうか。
トヨタレンタリース京都では、京都府内の法人様、または個人営業主の皆様に役立つサービスの提供と、情報の発信に努めています。私たちの信条は、カーリースや新車販売にとどまらず、お客様ごとのお困りごとに寄り添って対応する、ソリューションのご提供です。
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