
自社で社用車を購入するという場合はもちろんのことですが、カーリースで社用車を用意する場合においても、その社用車と企業とは、年単位の長い付き合いになってきます。そこで重要になってくるのが、社用車の車種の選び方です。本コラムでは、そのヒントやコツについて、5つ+αの観点からまとめました。ぜひ、社用車の車種をカーリースで選ぶ際の参考にしてください。
ソリューション営業部 第2グループ
宮本 雄志郎

社用車の車種の選び方その1. しっかりと使い途をイメージする
まず、社用車をなぜ導入するのか、何のために使いたいのか、どのように使いたいのか、利用法や利用範囲、利用シチュエーションをはっきりさせましょう。営業の外回りに使う、荷物を運ぶ、その両者を兼ねる(あるいは使い分ける)、役員車として使う、等々。その上で最適な車種を選定し、さらには必要な台数を割り出していきます。

この時、車種はなるべく統一した方が、装備も揃えられますし、コスト管理が容易になります。ドライバーの交代時にも、同一車種なら適応しやすいので安心が増しますね。
社用車の車種の選び方その2. 積極的に新しいものを選ぶ
こと社用車の導入に関しては、とにかく新しいものを採用するのが良いといえます。新しいクルマには、より安全性の考慮された、最新の装備が備わっています。例えば衝突被害軽減ブレーキだけ取っても、追突事故に関しては事故率がかつてより20%下がっているという、明確な数値が出ています。※交通事故総合分析センター調べ

衝突被害軽減ブレーキ
既に社用車を持っていて、追加に新規のクルマが何台か必要といったような場合、車種については既存の社用車のラインナップとの整合性を考えることになるでしょう。
しかしその場合も、最新の装備が導入されたクルマを導入するのがベストです。
社用車の車種の選び方その3. 車種の選択肢は豊富なほど良い
例えば、「人が乗るのが主目的だが、荷物を乗せる機会がそこそこあるかもしれない」といった場合を考えてみましょう。すると、まず最初に想定されるのはステーションワゴンですが、普通のステーションワゴンでは、荷物のことを考えると、ひょっとすると手狭になってくる場合があるかもしれません。
そこで選択肢として考えたいのが、例えばトヨタ車でいえば、少し背の高い『ノア』や『シエンタ』といったミニバンです。これらは家族向け、一般向けとしてリリースされている車種ではありますが、上記のようなシチュエーションを考えた時、その企業においては、車種としてベストの選択肢になりうるわけです。

トヨタ ノア
同様に、「営業の足として活用できれば良いので、アクアやヤリスで十分」といった場合にも、もしも荷物を積むシチュエーションが発生しそうならば敢えて『ルーミー』というのが、ベストの選択肢になりえます。

大は小を兼ねるという言葉もあります。車種が豊富であればこうしたきめ細かな選定ができますので、カーリースは、車種が豊富な業者に依頼するのが望ましいでしょう。
社用車の車種の選び方その4. 燃費を考慮する
昨今のガソリン価格の高騰もあり、クルマの燃費は従来以上に大きな問題となってきました。ここで大きな選択肢となるのが、ガソリン車を選ぶか、ハイブリッド車を選ぶかということです。

実は燃費については、社用車の運用法次第で、ガソリン車の方が安くなる場合、ハイブリッド車の方が安くなる場合があるのです。
A地点からまっすぐB地点に行って、目的地ではクルマを使わずそこにずっと止めておく…といった利用法なら、ガソリン車の方がおそらくコストが安くなります。対照的に、ちょこちょこ走って、1日中クルマの中、休憩もクルマの中、といったような営業の場合は、ハイブリッド車の方が安くなるでしょう。ハイブリッド車の場合は車両本体価格が高いですが、走行距離次第では、トータルコストが逆転してくるのです。
社用車の車種の選び方その5. 地元密着の業者を選ぶ
その4でご説明したように、「相談できる業者に依頼すること」は、大きなポイントです。問い合わせについても、電話とメールだけしか連絡手段がない業者もありますが、それではやはり対応に若干の不安が残りますし、トラブルの場合の機動的な対応も期待できません。

その点、トヨタレンタリース京都は地元密着なので、京都府下のお客様のところに、ご相談があれば飛んでいき、対面でお話しすることができます。
最後に:お客様のご要望にお応えするソリューションがあるか?
社用車は何といっても、導入してからが始まりで、「車両管理」「稼働最適化」「リスクマネジメント」等の様々なタスクが待っています。また、導入したそれぞれの企業によって、問題の大きさや深刻さは異なることでしょう。カーリースは、リースしてハイ終わり、ではなく、リースしている間にどのようなサービスやケアをしてもらえるかが重要といえます。
トヨタレンタリース京都では、お客様のお悩みの問題や規模に応じて、さまざまなソリューションサービスでお応えしています。例えば事故削減であれば、導入によって圧倒的に事故を減らした実績を持つ通信型ドラレコ『TransLog II』をお勧めできます。

カーリースの導入前も、導入後も、クルマに関するご相談やお困りごとがありましたら、ぜひお気軽に、私たちにお寄せください。
