社用車を更新しない企業が、静かに損をしている理由――管理コスト・安全リスクから考える、社用車更新の必要性

車両管理

「まだ走るから問題ない」「車検も通っている」そうした理由で、社用車更新を先延ばしにしてはいないでしょうか。実際、業務に使えている以上は、すぐに困ることはないでしょう。

しかし、社用車を“更新しない”という判断は、気づかないうちに企業にさまざまな負担を積み重ねている可能性があります。しかもそれは帳簿などにはすぐに表れないため、見過ごされがちなのです。

本コラムでは、見えない管理コストや安全リスク、社員への影響を整理し、企業にとっての社用車更新の必要性を考えます。

社用車を更新しない判断は、本当に問題がないのか

社用車は、日々の業務を支える道具です。パソコンや業務システムであれば、動作が遅くなったりトラブルが増えたりしてくれば、更新を検討するのが一般的でしょう。

しかしクルマの場合には「動くかどうか」が判断基準になりがちです。エンジンがかかり、走行できる限り、「まだ使える」と評価されやすい。その結果、更新のタイミングが後ろ倒しになっていくのです。

ただし問題は、実は“動くかどうか”ではありません。業務を安定して支え続けられるかという点にあります。

社用車を更新しないことで増える、管理コストと手間

年数が経過した社用車は、どうしてもトラブルが増えます。部品交換や小さな不具合が重なり、そのたびに修理対応が必要です。しかしここで見落とされがちなのは、修理費そのものに加えた以下の作業です。

・修理先の手配

・スケジュール調整

・代車の手配

・現場や営業の段取り変更

こうした対応には、“人の時間”が使われます。総務・管理部門だけでなく、実際に車を使う現場側の負担も過小評価できません。

しかも、修理費は数字で把握できますが、業務が中断される時間や調整の手間は可視化しづらいため「なんとなく忙しい」「余計な対応が増えた」という形で積み重なっていくのです。

社用車の安全性は、運転者個人の問題として扱われがちです。しかし実際には、企業としてのリスク管理と直結しています。

近年の車両は、衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能など、安全装備が大きく進化しています。10年前の基準と現在では、事故を未然に防げる可能性に明確な差があります。

 衝突被害軽減ブレーキ

● 衝突被害軽減ブレーキ

運転支援機能

● 運転支援機能

現在、万が一事故が起きた場合には、「なぜその車両を使い続けていたのか」「より安全な選択肢はなかったのか」といった視点で見られる時代になっています。

そのように捉えたとき、車両の世代差は、そのまま企業の抱えるリスクの差と考えても差し支えないでしょう。

社用車は、社員が日常的に使う「職場環境」の一部です。しかし以下のような小さな違和感は、意外と軽視されがちではないでしょうか。

「古くて故障が心配」

「運転中に不安を感じる」

「取引先へ行くのに気が引ける」

これらは表立った不満として出てくることこそ少ないものの、日々の業務の中でストレスとして蓄積されていきます。

社用車が社員に与える印象や心理的な影響は、
実際のコストやリスクと同じく、見過ごされがちな要素です。特に若手社員ほど安全性や快適性への意識は高く、「会社が用意する車=会社の姿勢」と受け取られる傾向があります。

目に見えにくいこうした問題については、「若手社員は社用車をどう見ているのか ――語られない『会社評価』の視点」というコラムにて、別途取り上げています。ぜひ併せてお読みください。

社用車を「業務インフラ」として考える時代

かつて社用車は、「できるだけ長く使う資産」「償却しきるもの」と考えられてきました。もちろん、この考え方自体が誤りというわけではありません。

ただし現在の業務環境においては、社用車は、“業務を止めないためのインフラ”としての性格をより強めています。

・安全に移動できる

・トラブルなく使える

・管理の手間がかからない

これらは、(IT機器や通信環境と同じく)業務の前提条件といえるでしょう。

社用車の更新が敬遠されがちな理由の一つに、「一度に大きな支出が発生する」というイメージがあるでしょう。しかしその際、購入でなくカーリースで置き換えれば、以下のようなさまざまなメリットが生まれます。

・支出を平準化できる

・将来のコストが予測しやすい

・管理業務を簡素化できる

こうした観点から見れば、社用車の更新は単なる出費ではなく、業務の安定性を高めるための投資ともいえるのではないでしょうか。

社用車を更新しないこと自体が、必ずしも誤りとは限りません。業務内容や使用頻度によっては、合理的な判断であるケースもあります。重要となるのは、

・どのようなリスクがあるのか

・その負担を誰が背負っているのか

・本当にリスクを把握した上で判断できているか

といった点です。

「まだ走るから大丈夫」という感覚だけでなく、一度立ち止まって整理してみることで、社用車の役割や社用車更新の意味が、違った角度から見えてくるはずです。

購入であれカーリースであれ、社用車の更新を含めた社用車管理に求められる本質は変わりません。購入、カーリース、いずれの場合であっても、私たちトヨタレンタリース京都は、お客様の個々のビジネスに寄り添う、最適なご提案やサービスを提供してまいります。


いかがでしたでしょうか。

トヨタレンタリース京都では、京都府内の法人様、または個人営業主の皆様に役立つサービスの提供と、情報の発信に努めています。私たちの信条は、カーリースや新車販売にとどまらず、お客様ごとのお困りごとに寄り添って対応する、ソリューションのご提供です。

クルマに関するお困りごとやご相談は、トヨタレンタリース京都に、どうぞお気軽にお寄せください。

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