1967年の発売以来、今日までロングセラーを続けるハイエース。快適で機能的、多目的性に優れ、日本のみならず世界中で人気のクルマです。近年ではアウトドアや車中泊のブームから熱い視線を集めるのみならず、もちろん商用車の世界においても、圧倒的な支持率を誇っています。
本コラムでは、そんなハイエースの人気の理由に分け入ってみましょう。

ハイエースのボディ構造は「キャブオーバー」
ハイエースは、ドライバーがちょうどエンジン位置の上に乗り込むかたちになる、キャブオーバーという型式の車で、これはトラックなどと同じ型式です。
一般的なクルマでは、エンジンの収まったボンネットと呼ばれる空間があり、その後ろに運転席があります。
しかしキャブオーバーではボンネット分の長さが不要なため、その分のスペースを荷室にまわすことができます。
このためにハイエースは、意外とコンパクトな取り回しのよいクルマでありつつも、広々としたラゲージスペースを確保できるのです。

ハイエースの魅力は、多目的に使える広い荷室
このような特徴を持ったハイエースは、ボディサイズをフルに活用した広い荷室が、なんといっても最大の魅力。
さらには、トラックとは違って屋根があるため、雨に強いという点も見逃せません。
シートアレンジは容易で、オールフラットにすることも可能。これによってラゲージスペースは簡単に拡大可能です。
荷室は積み下ろししやすい高さや広さであると同時に、夜間の作業をサポートするリヤ&バックドアルームランプ等、使う人の負担を軽減する装備も充実しています。
バックドアだけでなく、スライドドアの開口幅も広く、挟み込み防止機能付きのデュアルパワースライドドアを設定できるようになっています。
「仕事の足」として、カーリースの世界でフル活用されるハイエース
ハイエースは、カーリースの世界では、まさに仕事の足として大活躍。
製造業はもちろん、機械、食品、工事、福祉等々、多種多様な業種・業務に利用されています。
ハイエースにはバン、ワゴン、コミューターの3タイプがあり、さらにその先にそれぞれグレードが分かれています。
このように、数あるバリエーションから、業務・業態にぴたりと会うものを選べるのも、様々な業務分野で支持される人気の一因であるかもしれません。

ハイエースの安全性 ―商用車に望ましい、先端の技術
安全面では、Toyota Safety Senseを搭載。車両や歩行者を検知し、ぶつからないをサポートしてくれる、「プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」が全グレードで標準装備されています。
また、はみ出さないをサポートする「レーンディパーチャーアラート」、夜間の見やすさをサポートする「オートマチックハイビーム」も標準で装備。
ガラスや壁などの静止物を検知して衝突被害の軽減に寄与し、駐車をサポートする「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」も、2022年4月の改良で全グレードに標準装備となりました。
あなたがハイエースを商用車にするならば、同時に、これだけの先端技術が手に入るのです。

ハイエースの頑丈さ ―商用車にふさわしい、熟成された技術
ハイエースは、万が一の衝突の際にも、シンプルであるがゆえに強固なボディ構造がものを言います。
また対人事故の場合には、衝突を緩和する設計が採用されています。
最新の車に比べると、ハイエースは比較的重量が重く、設計の古い車かもしれません。
しかしそこには時に鍛えられた「熟成された技術」のみが有する実力があり、その頑丈さ、耐久性の高さは、日本の、そして世界中のユーザから認められているのです。
ハイエースの、ディーゼル車とガソリン車の選び方
ハイエースには、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2タイプがあります。
特にディーゼルエンジン仕様はトルクが強力なため、多くの荷物を載せた状態でも、高速道路であれ山道であれ、ストレスなく運転できるでしょう。
燃料が軽油で維持費が安いことも特徴です。
一方、ガソリンエンジンが搭載されているハイエースは、車体価格がやや安く設定されています。馬力にさほどこだわらないという場合には、こちらも選択肢に入ってくるでしょう。
ハイエースを商用車にするなら、購入がお得?リースがお得?
ハイエースは安い車両とは言えませんが、ここまで見てきたように、それに見合うだけの使い勝手とタフネスがあります。さて、では商用車として導入したいという場合、ハイエースを購入すべきでしょうか?それともカーリースが望ましいのでしょうか?
ハイエースはリセールバリューが高いですから、もし導入台数が少なく、メンテナンスが手間ではない場合は、購入も良い選択肢でしょう。その場合、早く乗り換えて乗り続けていくと、リセールバリューの高さを活かした運用ができます。あるいは、複数台を導入したいという場合には、カーリースの方がお得かもしれません。初期費用なしで導入でき、メンテナンス等の煩わしさからも解放されるからです。
トヨタレンタリース京都では、お客様のビジネスを傾聴し、お客様の真のニーズにふさわしいご提案をさせていただきます。
ハイエースのご購入やカーリースはもちろん、クルマに関するご相談やお困りごとは、トヨタレンタリース京都に、どうぞお気軽にお寄せください。