採用した新入社員の運転が未熟だった…!!そのリスクは?今すぐ取るべき対策は!?

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新入社員を会社に迎えた時に気になることの1つが、「社用車を運転させて事故を起こさないかどうか」ということではないでしょうか。業務にクルマは必須、けれどもリスクは見過ごせない。そこでここでは、社内で今すぐに取りうる対策は何かについて考えます。そしてまた、外部の力を借りた解決策についても見ていきましょう。

採用した新入社員の運転が未熟だった…!!
そのリスクは?今すぐ取るべき対策は!?

新入社員は、「そもそも事故を起こしやすい」と心得る

新入社員は、「そもそも事故を起こしやすい」と心得る

ここで大前提となるのが、若手新入社員は、ビジネスパーソンとして、ドライバーとして、二重に未熟な存在であるということです。受け容れる側としては、自分が新入社員だった時のことを思い返してみる…とまではいかなくとも、この点をよく踏まえて、彼ら彼女らの立場に立って思考してみることが必要かもしれません。

新入社員は仕事にも運転にもまだ不慣れなために、例えば「これから先方で行う大事なプレゼンの内容が気にかかってしまって、本来集中すべき運転への注意がおろそかになる」といったことが起こるかもしれません。あるいはまた、長い営業周りの道中、遅れが出てきたような場合に、「次の約束の時間に間に合わせようとして社用車の運転がつい乱暴になる」といったことが起こる可能性もあるでしょう。

ドライバーとして即戦力になりにくい新入社員もいる

以上は、曲がりなりにも入社後すぐに運転ができる新入社員の場合です。しかし、昨今の若者はクルマ離れが著しく、「免許取得以来、ほぼクルマを運転したことがないペーパードライバー」「運転経験が極端に少なく、運転に強い苦手意識を抱いている新人」なども多いようです。そういった新入社員にいきなり社用車を与えても運転するのは無理ですから、「運転ができない」段階からどうケアをして、会社の実際の戦力へと組み込んでいくかということを考えなければなりません。

新入社員の運転経験や安全意識を知ることから

新入社員の運転経験や安全意識を知ることから

以上のように、新入社員によるクルマの運転は一筋縄ではいかない問題です。まずは新入社員一人ひとりについて、その運転経験や安全意識について知ることが重要になってくるでしょう。

ここで、運転経験に関しては本人から具体的なことを聞き出すことができますが、安全意識の方については、本人も意識していない事柄であるということに注意する必要があります。

「社用車を社員として運転する」というのは、個人として私用車を運転するのとはまったく異なる行為ですが、新入社員のうちは、両者の区別があいまいなことも多いことでしょう。万が一社用車で事故を起こしてしまった場合には、損害賠償はもちろん、事故対応のための人件費、企業ブランドの毀損など、さまざまな損害が発生するもの。ベテラン社員こそ、こうしたことを背景にしっかりと認識した上でクルマを運転できますが、新入社員がそれらをリアルにイメージできているかどうかといえば、はなはだ怪しい部分があるかもしれません。

そのために、新入社員に気付きをもたらしたり、安全意識のあり方を確認・啓発したりすることが必要になるわけですが、これらの役割を果たすことができるのは、彼らに近いところで仕事をする、直属の上司や先輩社員であるといえるでしょう。

社用車の運転に同乗し、直接、意識付けや啓発に務める

社用車の運転に同乗し、直接、意識付けや啓発に務める

こういった問題に、社内ですぐに対応できる有効な方法としては、「最初のうちは、新入社員の運転する社用車に、上司や先輩社員が同乗する」というものがあります。二人分の目があることで、運転中の安全確認のクロスチェックになりますし、新入社員の運転技術や習熟度合いについても、直接確認することができるでしょう。

その上で、運転に危うげなところがあれば注意する。それだけでなく、場合によっては自身の過去のヒヤリハット体験について話すなどすれば、新入社員にとっても、単なる知識ではなくエピソード記憶として、心に残りやすくなるはずです。

社用車を運転することは、会社を背負って運転すること。社用車の運転には様々なリスクがあり、安全運転は何ものにも変え難いこと。その旨、新入社員には十分意識づけたいものですね。

テレマティクスを活用する

テレマティクスを活用する

以上の方法をさらに進めたものとして、「企業とクルマとを、双方向・リアルタイムにつなげる仕組みを構築する」という方法が挙げられます。それが「テレマティクス」です。テレマティクスとは、テレコミュニケーション(電気通信)とインフォマティクス(情報処理)を組み合わせた造語で、通信型ドライブレコーダーなどの通信機器をクルマに取り付けて実現する、いわばクルマのIoTとも言うべきものです。

通信型ドライブレコーダーを用いれば、管理者は日常的にドライバーの運転をモニタリングすることができ、車両の現在位置を確認できることはもちろんのこと、危険な運転があればそれを動画で確認してドライバーに注意喚起をしたり、その地点をマップで確認したり、走行記録から、ドライバーの運転特性を事後的に診断したりといった様々なことができます。

トヨタレンタリース京都では、トヨタの「TransLog II」という通信型ドライブレコーダーを取り扱っており、お客様のご要望をきめ細かく高度なレベルで満たす、テレマティクスサービスを提供しています。

新入社員を安全運転講習等のイベントに参加させる

新入社員の運転のレベルを底上げしたい、潜在的な事故のリスクを低減したいといったニーズがある時には、安全運転講習等のイベントに参加させることが解決になります。プロの目を通すことで、上司や先輩社員にもできないアドバイスや指導が可能になるわけです。

免許取得以降、こういった講習を受ける機会はないのが普通ですから、ペーパードライバーにとっては再訓練になりますし、その他のドライバーも「自己流」や「潜在的な危険運転」を見直す機会になります。お近くでこういったイベントが開催される際には、ぜひ、参加をご検討されてはいかがでしょうか。

トヨタレンタリース京都では、貴社のお近くの自動車教習所を用いて安全運転講習をご提供する『ドライビングスクール講習手配』というサービス を行っています。

また、折々に、自動車運転教習所とのコラボレーションによる「安全運転カレッジ」というイベントを開催。京都府下の企業様より、ご好評をいただいています。

安全運転カレッジ

安全運転カレッジの様子


いかがでしたでしょうか。

トヨタレンタリース京都では、京都府下の法人様、または個人営業主の皆様に役立つサービスの提供と、情報の発信に努めています。私たちの信条は、カーリースにとどまらず、お客様ごとのお困りごとに寄り添って対応する、ソリューションのご提供です。

クルマに関するお困りごとやご相談は、トヨタレンタリース京都に、どうぞお気軽にお寄せください。

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