【距離で測る】エンジンオイル交換の目安を知ろう!【色で見る】

クルマ知識

エンジンオイルは、エンジンを正常に保ち、そのパフォーマンスを最大限に発揮させるため、定期的に交換することが必要です。しかし、どれくらいの頻度で交換する必要があるのでしょうか? また、何を目安として交換すれば良いのでしょう? 本コラムでは、それをわかりやすく紹介します。

様々な役割を果たしているエンジンオイル

様々な役割を果たしているエンジンオイル

クルマを運転中、エンジンの温度は数百℃に達します。停車時にはオイルパンに集積されているエンジンオイルは、走行中にはクランクやシャフトなどの間を循環してこの熱を冷却します。熱を吸い取ったオイルは再びオイルパンに集積されて冷却され、再度エンジン内を循環し…といったサイクルを繰り返します。この「冷却作用」の他、エンジンオイルは「潤滑」「密封」「防錆」そして「清浄」といった、エンジンが正常に動作するのに大切な数々の作用を受け持っています。

オイル交換の目安は15,000kmまたは1年程度?

エンジンオイルは上記の様々な働きを果たすことで次第に劣化していくため、走行距離15,000km程度ごと(ただしターボ車を除く)か、あるいは年に一度の交換が必要です。しかし、普段から悪路やアップダウンの激しい道などのシビアコンディションを走行している場合には、さらに早めの交換が必要です。トヨタが推奨する、エンジンオイルの交換時期の目安は以下の表の通りです。

車種標準交換時期シビアコンディション時の場合
ガソリン車(ターボ車除く)15,000km、または1年7,500km、または6ヶ月
ガソリンターボ車5,000km、または6ヶ月2,500km、または3ヶ月
ディーゼル車5,000km~20,000km、または半年~1年ごと2,500km~10,000km、または3ヶ月~半年ごと

・車種によって異なりますので、詳しくは取扱書を参照いただくか、お近くのトヨタのお店にお問い合わせください。
・記載内容はあくまでも目安です。
・使用状況により劣化状態は変わります。また、エンジンオイルはクルマを使わなくても自然に劣化します。
※シビアコンディションの条件:悪路走行が多い、走行距離が多い、山道など上り下りの頻繁な走行等

クルマの経年によっても、オイル交換の時期は変わってくる?

クルマの経年によっても、オイル交換の時期は変わってくる?

オイル交換の目安は、上にご説明した通り、1万5,000 kmないし1年間くらいが適切です。しかしそれもクルマが新車である場合のこと。クルマが古くなれば当然エンジンにも年季が入ってきますから、新車同様にはいきません。クルマの使い込み具合によっては、例えば5,000kmくらいごとに交換が必要になる場合があります。あるいはスポーツカーの場合などは、3,000kmほどで交換した方が良い場合もあります。
このようにオイル交換の目安はケースバイケースという側面も大きいのですが、では、走行距離によらない交換時期の見極め方はあるのでしょうか?

オイル交換の目安は、目視でも確認できる!

ここでは、ご自身でオイル交換時期を見極められる、セルフチェックの方法をご紹介します。

1.まず、以下のものを用意しましょう。

・ペーパータオルやキッチンペーパー

・手袋(グローブ)

エンジンルーム内は油汚れがあり、これが手につくとなかなか取れませんから、グローブで保護します。軍手だと油が染み込んできてしまうので、ゴム製のものが良いでしょう。

2.次に、水平な場所でクルマのエンジンをオフにします。エンジンが十分に冷えるまで待ちます。
3.ボンネットを開けます。
4.エンジンルーム内にある、オイル量点検用の「オイルレベルゲージ」を探します。

オイルレベルゲージはエンジンの近くにあり、オレンジ色や黄色、白といった目立つ色でリング状のかたちをしているので見つけやすいでしょう。このオイルレベルゲージをゆっくりと引き抜き(棒状のゲージが引き出されてきます)、付着しているオイルを、ペーパータオルないしはキッチンペーパーで拭き取ってみましょう。この際、透明感のあるオイルが広がっていくようであれば、オイルはまだ良好な状態です。しかし、「ざらつきがある」「茶色や黒色になっている」といった状態であれば、オイルは劣化し古くなっているため、交換が必要です。

4.エンジンルーム内にある、オイル量点検用の「オイルレベルゲージ」を探します。

5.次にエンジンオイルの量を確認しましょう。

エンジンオイルはエンジンの使用に従って劣化し黒ずんでいくだけでなく、微量ずつではありますが消耗していきます。そのため適量であるかどうかの確認も欠かせません。4.でオイルを拭き取ったゲージを抜き取った穴に戻し、根元までしっかりと差し込みます。そして再び引き抜き、レベルゲージの先端を見てみてください。「F」と「L」のマークが入っているのがわかると思います。FはFullのFですから、これが上限のラインです。LはLowのLなので、オイルの跡がLより低い位置にあれば、オイル量が足りないということになります。FとLの間にオイルの跡があれば適量です。

エンジンオイルの交換はどこで行う?

いざエンジンオイルの交換が必要だとなった時に、どこに頼めば良いのでしょうか? セルフで交換してできないことはありませんが、手間がかかりますし工具が必要です。ノウハウも必要なので、プロの手に任せたいという方も多いことでしょう。

エンジンオイルの交換が可能な場所としては、カーディーラー(整備工場が併設されている場合)、自動車整備工場、カー用品店(オイルの品揃えが豊富です)、ガソリンスタンドが挙げられます。

エンジンオイルの交換はどこで行う?

トヨタレンタリースの法人カーリース(メンテナンスリース)なら、心配ご無用!

もしあなたがトヨタレンタリースの法人カーリース(メンテナンスリース)をご利用であれば、エンジンオイルに関する様々な心配はご無用です。トヨタのメンテナンスのプロが、エンジンオイルはじめ、クルマの様々な消耗品のレベルを入念にチェック。御社のリースされているおクルマのコンディションを、常にベストに保ち続けます。


いかがでしたでしょうか。

トヨタレンタリース京都では、京都府下の法人様、または個人営業主の皆様に役立つサービスの提供と、情報の発信に努めています。

クルマに関するお困りごとやご相談は、トヨタレンタリース京都に、どうぞお気軽にお寄せください。

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