トヨタ製のミドルクラスミニバンであり、兄弟車である「ノア(NOAH)」とともに高い人気を誇るのが「ヴォクシー(VOXY)」です。現在4代目となるヴォクシーは、2001年の初代発売以来、高い人気を維持し続け、またモデルチェンジの度に、常に時代を先取りするクルマづくりを実現してきました。ここではそんなヴォクシーの魅力について、サイズから歴代解説まで、さまざまな角度から見ていきましょう。

ヴォクシーのエクステリア
ヴォクシーを印象づけるのは、その先鋭的かつ大胆なデザインです。ハコ型が強調された全体のアウトライン。そしてフロントマスクには、大きく開口されたグリルと、細く精悍なフロントライト。一目見たらヴォクシーとわかる強烈な個性が、エクステリアの魅力となっています。この点、ファミリー向けのノアとは、明らかに異なる方向性でデザインされていることがわかります。

ヴォクシーのサイズ

ヴォクシーは歴代3代目まで5ナンバーサイズでしたが、現行の4代目より、3ナンバーサイズに変更され、ボディサイズが拡大しました。しかし先代より大幅に拡大されたわけではないため、乗り換えも容易で、取り回しにもそれほど苦労することはないでしょう。4代目ヴォクシーのボディサイズは、以下のようになっています。
2WD | 4WD/E-Four | |
全長 | 4,695mm | 4,695mm |
全幅 | 1,730mm | 1,730mm |
全高 | 1,895mm | 1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
最小回転半径 | 5.5mm | 5.5mm |
ヴォクシーの室内空間
ボディサイズが拡大されたその分、室内空間には広々としたゆとりがもたらされ、居住性もさらに良好になりました。そしてこの室内空間は、シートアレンジによって、目的に合わせて大きく姿を変えることが可能です。
例えばサードシートを跳ね上げ、セカンドシートを超ロングスライドすれば、リビングのようにくつろげる「スーパーリラックスモード」に。サードシートを(あるいはセカンドシートも合わせて)跳ね上げれば、荷室が現れる「ラゲージモード(ビッグラゲッジモード)」に。「フロントフラットソファモード」なら、フロントシートを倒してセカンドシートと合わせ、身体を伸ばしてゆったりしたり、仮眠したりすることもできます。
他にも「後席トライアングルモード」「前席ベビーケアモード」など、ご家族向けに嬉しいアレンジもたくさん。

スーパーリラックスモード

ラゲージモード

ビッグラゲッジモード

フロントフラットソファモード
仕事利用の際にも、こうした多彩なアレンジを活かして「長尺の荷物を運ぶ」「大きな荷物をたくさん積みながらも、人も快適に移動できる」といった活用が可能。ミニバンならではの、目的に合わせた多彩な乗りこなしをすることができます。ヴォクシーの室内空間のサイズは、下記表の通りとなっています。
2WD | 4WD/E-Four | |
室内長 | 2,805mm | 2,805mm |
室内幅 | 1,470mm | 1,470mm |
室内高 | 1,405mm | 1,405mm |
最低地上高 | 140mm | 125mm |
ヴォクシーの走行性能と燃費

ヴォクシーの現行4代目は、プラットフォームに最新のTNGA(GA-C)を採用しています(TNGAに関しては、こちらのコラムで取り上げて解説していますので合わせてお読みください)。このTNGA採用によって、ヴォクシーは剛性向上と軽量化を同時に実現し、かつまた、乗り心地もより安定したものになっています。
気になる燃費性能ですが、ガソリン車(2WD)が15.0km/L、ハイブリッド車(2WD)で23.0km/L、ハイブリッド車(E-Four)で22.0km/L(以上すべてWLTCモード)と、クラストップレベルの燃費を実現しています。
ガソリン車には、マニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックを採用。ハイブリッド車にはトヨタ初の1.8Lハイブリッドシステムを採用し、軽やかな出足と、ダイレクトな駆動力レスポンスを体感させてくれます。
ヴォクシーの安全性能


ヴォクシーは、トヨタ最新の予防安全機能パッケージ「Toyota Safety sense」を、下記の通り搭載しています。
・プリクラッシュセーフティ
・緊急時操舵支援+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト
・レーントレーシングアシスト+レーンディパーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
・アダプティブハイビームシステム
・オートマチックハイビーム
・ロードサインアシスト
・ドライバー異常時対応システム
・プロアクティブ ドライビング アシスト
・発車遅れ告知
加えて、駐車支援機能「トヨタチームメイト」も搭載。運転から駐車まで、数多くの先進機能がドライバーを巧みにサポートしてくれるのも、ヴォクシーの心強いところです。
歴代ヴォクシーの進化
最後に、今日にまで至る歴代ヴォクシーの進化を振り返ってみましょう。
初代ヴォクシーが登場したのは、2001年11月16日のことでした。力強く重厚なデザインに、2.0Lエンジンを搭載。最大8人乗りの、広々とした室内空間。その使い勝手の良さとトータルバランスで、ミニバンの世界に新しい風を吹き込みました。
2代目ヴォクシーは2007年6月27日に登場。エンジンには1.8Lと2.0Lのラインナップが用意され、燃費性能の向上と走行性能の改善を実現。よりエアロダイナミクスを意識したスタイルで、以降ヴォクシーは、ファミリー層のみならず、若年層からも大きな支持を受けることになりました。
2014年1月20日登場の3代目ヴォクシーでは、いよいよハイブリッドモデルがラインナップ。Toyota Safety Senseの搭載も開始されました。低重心設計による操縦安定性の向上など、環境性能と安全性も大幅に強化されたモデルとなっています。
そして2022年1月13日には、現行の4代目ヴォクシーがデビュー。このコラムでお読みいただいたように、さらなる進化を遂げたのです。
歴代に渡って進化を続けるヴォクシー、次なるマイナーチェンジやフルモデルチェンジにも、要注目ですね。
いかがでしたでしょうか。
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