トヨタの大型高級ミニバンである、ヴェルファイア。アルファードとの違いが知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、名前はよく耳にするけれども、どんなクルマかよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々のご要望に応え、ヴェルファイアというクルマの特徴や、人気の秘密についてご紹介します。


ヴェルファイア
アルファードの兄弟車として誕生したヴェルファイア


兄弟車のアルファード
ヴェルファイアは、アルファードから枝分かれして生まれた兄弟車です。そのため、まずはアルファードの誕生に遡ってみましょう。
初代アルファードの発売は、2002年。当時の高級ミニバンのブームに投入されるかたちで登場しました。そして2008年、アルファードが2代目へとフルモデルチェンジされる際、「アルファードV」として販売されていた車種が「ヴェルファイア」として独立したのです。以降、アルファードとヴェルファイアの両車種は、共通したコンセプトや仕様を持ちながらも、各々が独自の道を歩み続けて現在に至ります。現在、アルファードは4代目、そしてヴェルファイアは3代目となっています。
アルファード&ヴェルファイアの功績は、なんといっても、それまで大衆向けや事業用といったイメージが強かったミニバンに「高級」という新たな概念を加えたことでしょう。ミニバンがVIPや芸能人の送迎といった役目にもふさわしい車種となって久しいですが、その歴史はアルファードやヴェルファイアとともにあるともいえるのです。現在では両車のポジションは、国産高級ミニバンの代名詞ともいえるものになっています。
ヴェルファイアとアルファードのイメージの違いを対比すると…
2008年に登場した初代ヴェルファイアは、アルファードとは一目瞭然の違いを備える、ダイナミックなフロントフェイスが大きな特徴となっていました。開発コンセプトは「威風堂々」。そのヴェルファイアの精悍なデザインは、若者を中心に、アルファードとは一味違うクルマとして大きな支持を集めたのです。
さて、ヴェルファイアの2代目へのフルモデルチェンジは2015年のこと。やはりアルファードのフルモデルチェンジと同時に行われました。アルファードはその後の2018年にマイナーチェンジを行いますが、この時に生まれた「縦ラインを基調としたフロントグリル」が、現在のアルファードのイメージを決定づけているといえるでしょう。
対して、「大胆・不適」をコンセプトとした2代目ヴェルファイアは、横基調のフロントフェイスがアルファードとの違いを生み、好対照なデザインとなりました。
現行3代目のヴェルファイアの内外装の特徴は?
現行型ヴェルファイアの外装では、これまでのイメージを踏襲しつつ、さらに洗練を極めたフロントフェイスに大きな特徴があります。特にフロントワイパーに施されたメッキモールはワイド&ローなデザインを強調し、ヴェルファイアの新しい個性を醸し出しています。

ヴェルファイアのフロントフェイス
初代からの特徴であった2段式ヘッドランプは現行型でも踏襲されており、このランプはLEDヘッドランプ、クリアランスランプ、フロントターンランプといった機能を一体化させた「大型コンビネーションランプ」となっています。

ヴェルファイアの大型コンビネーションランプ
またリア部分には「LEDリアコンビネーションランプ」を搭載。機能とデザイン性を兼ね備えた、LEDハイマウントストラップランプも装備されています。

ヴェルファイアのリアビュー
現行型ヴェルファイアは、内装も下記のように大幅に刷新されましたが、これらの機能刷新はアルファードと共通となっています。

・後席用パワーサイドサンシェード
・スーパーロングオーバーヘッドコンソール
・12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
・パワーバックドア
・JBLプレミアムサウンドシステム
圧倒的な大空間が備える、上質でラグジュアリーな快適性。ヴェルファイアは、運転する者にも、そしてゲストにも、高級サルーンさながらの、心地よい移動の喜びを提供します。

ヴェルファイアは、走りの味付けが違う!
ここまでご説明してきたように、ヴェルファイアはアルファードの兄弟車であることから、両車種に共通する側面も多いのですが、こと走りの味付けに関しては違いがあります。アルファードとヴェルファイアはそれぞれ、「高級志向」「スポーティ志向」と異なるベクトルを持っていますが、現行型のヴェルファイアでは、そのスポーティ志向にさらに磨きがかけられているのです。

「スポーティ志向」のヴェルファイアの走り
ヴェルファイアは、その大空間にも関わらず快適な走りを実現するために、TNGAプラットフォーム/高剛性ボディを採用しています。のみならず、このTNGAプラットフォームはヴェルファイア向けに最適化され、専用のボディ剛性部品が追加されています。これによってヴェルファイアは、走り出しの良さ、走りの気持ちよさを実現しているのです。

TNGAプラットフォーム/高剛性ボディ
ヴェルファイアには、2.5Lハイブリッド車と2.4Lターボガソリン車の2つが設定されています。
・2.5Lハイブリッド車
搭載している「2.5Lダイナミックフォースエンジン」は、高い熱効率と高出力を両立し、気持ちの良い走りと低燃費を実現します。アクセル操作に素早く追随する、トルクフルで伸びやかな加速を体感できます。
・2.4Lターボガソリン車
搭載するのは、V6を超える力強さと加速性能を持つ「2.4L直列4気筒ターボエンジン」。高トルクを活かした、車両の重さを感じさせない力強い走りやキビキビしたハンドリングが楽しめます。
ヴェルファイアに備わっている安全性能とは
ヴェルファイアは、「トヨタチームメイト」を採用。これは駐車時や渋滞時の運転をサポートし、ドライバーの負担を軽減してくれる、トヨタの先進技術です。
また、進化し続けるトヨタの先進予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載。単眼カメラとミリ波レーダー、2種のセンサーが、下記のように様々なシチュエーションで、ドライバーをサポートしてくれます。
機能 | サポート | グレード |
---|---|---|
プリクラッシュセーフティ | ぶつからないをサポート | 全グレードに標準装備 |
レーントレーシングアシスト | 高速道路のクルージングをサポート | 全グレードに標準装備 |
レーンディパーチャーアラート | はみ出さないをサポート | 全グレードに標準装備 |
レーダークルーズコントロール | ついていくをサポート | 全グレードに標準装備 |
アダプティブハイビームシステム | 夜間の見やすさをサポート | 全グレードに標準装備 |
ロードサインアシスト | 標識の見逃し防止をサポート | 全グレードに標準装備 |
ドライバー異常時対応システム | 救命・救護をサポート | 全グレードに標準装備 |
プロアクティブドライビングアシスト | 安全運転をさりげなくサポート | 全グレードに標準装備 |
発信遅れ告知機能 | 先行者・信号出遅れをサポート | 全グレードに標準装備 |
緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付) | 操舵回避をサポート | 全グレードに標準装備 |
フロントクロストラフィックアラート | 出会い頭の事故防止をサポート | 全グレードに標準装備 |
レーンチェンジアシスト | 高速道路野車線変更をサポート | 全グレードに標準装備 |
ヴェルファイアは、「Executive Lounge」「Z Premier」の2グレード展開。このうち「Executive Lounge」はハイブリッド車のみとなります。またそれぞれ、2WDあるいは4WDの駆動方式を選択できます(ハイブリッド車の場合、4WDは「E-Four」となります)。
いかがでしたでしょうか。
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