実にその数、5,000万台以上。現在12代目を数える歴史の長いカローラシリーズの、全世界累計販売数です。カローラは、デビュー当初のセダンから始まり、時代やライフスタイルの変化に応じたボディタイプを市場に投入しながら、常にコストパフォーマンスに優れたモデルを追求してきました。そんなカローラシリーズの現在のすべての車種について、特長を一つ一つ見ていきましょう。あなたにふさわしいのは、どのカローラでしょうか?ファミリーユースとしてお考えの皆様から、社用車としての採用をお考えのご担当者様まで、シリーズ一覧、必読の内容です。
カローラの歴史をカンタンにおさらい
初代カローラが登場したのは、1966年。それは日本の高度経済成長期の只中のことでした。まさに社会が求めていた「大衆車」として登場したカローラは、時代のニーズをつかみ、2代目へのフルモデルチェンジを遂げる1970年までに、100万台の売り上げを記録します。その後も国内外を問わず人気を確かなものとしたカローラは、1997年には、世界累計新車販売台数においてギネス記録に認定されました。
こうして販売台数世界一に到達したカローラは、幾度もフルモデルチェンジを繰り返し、現在では12代目(一部車種は11代目)という、長寿シリーズとなっています。
カローラにはどんな車種があるの?
カローラシリーズは現在、この一覧表にご覧いただけるように、7種類が展開されています。セダン、コンパクト、ワゴン、SUVと、豊富なボディタイプから、目的に沿った車種を選ぶことができるのが見て取れますね。
タイプごとに車両サイズやエンジンなどは異なりますが、「乗車定員5人」「ガソリン車とハイブリッド車が選べる」点は共通となっています。
車種名 | ボディタイプ |
カローラ | セダン |
カローラ スポーツ | コンパクト |
カローラ ツーリング | ワゴン |
カローラ クロス | SUV |
カローラ アクシオ | セダン |
カローラ フィールダー | ワゴン |
GRカローラ | コンパクト |
カローラには、法人ユースの車種がある!
上記の一覧表を見てみると、セダン、ワゴン、コンパクトと、重複しているボディタイプがあることに気づかされます。これは、1つには「カローラ アクシオ」(セダン)と「カローラ フィールダー」(ワゴン)が、主に法人ユースとして展開されているためです。他のすべてのカローラが3ナンバー(普通乗用車)であるのに対し、カローラ アクシオとカローラ フィールダーは5ナンバー(小型乗用自動車)となっており、社用車として扱いやすくなっていることがわかります。
また「GRカローラ」(コンパクト)は、走りに特化した車種として、シリーズの中でも独自のポジションを占めています。
こうして、5つのボディタイプ・7種の車種展開においては、「クルマに何を求めるか」に根差した、明確な棲み分けがなされているんですね。
カローラシリーズの各車種を、一覧でご紹介!
・すべての原点であるミドルサイズのセダン、カローラ

シャープな佇まい、伸びやかで流麗なフォルムを持つカローラ。セダンならではの低重心・車両安定性が特徴で、横揺れの少ない、安定した高速走行ができます。車体がコンパクトなので小回りが利き、運転席からの視界も広いため、狭い道も安心です。広々とした室内と上質な内装を備え、心地よい加速感と優れた低燃費を実現した、バランスの取れたシリーズのスタンダードモデルです。
・走行性能と実用性に優れたハッチバック、カローラ スポーツ

走りにこだわった走行性能を有し、ホールド性の高いシートや、ドライビングポジションへのこだわりが伺える、欧州で特に人気の車種です。カローラシリーズの中でもコンパクトな車体は、それにも関わらず広い車内空間を感じさせます。エクステリアは、いまにも走り出しそうなアグレッシブでスポーティなデザイン。街中から高速道路、山道まで、場所を選ばず、キビキビとしたドライビングが愉しめます。
・人気抜群のステーションワゴン、カローラ ツーリング

スポーティ&エモーショナル、伸びやかでダイナミックな存在感を見せる、カローラ ツーリング。あらゆるシチュエーションに対応できる、5ドアタイプのステーションワゴンです。カローラよりも広々と開放感のある室内空間は、手軽にシートアレンジが可能なため、お買い物から旅行にまで大活躍してくれます。6:4分割モードに後席シートをアレンジすれば、長い荷物も積み込み可能。価格・燃費・乗り心地の三拍子揃った人気車種です。
・アクティブにして都会派のSUV、カローラ クロス

SUVといえば大型で無骨なデザインを想像しがちですが、カローラ クロスは、比較的コンパクトな車体サイズに、SUVの魅力を凝縮した一台。「SUVに興味があるけど乗ったことがない」といったドライバーの方にもうってつけです。最小限の視線移動で必要十分な情報を確保できる、見晴らしの良いコックピット設計も特徴。車高の高さによる積載量の多さや、ゆとりのある室内空間で、乗る人すべてが快適に過ごせる時間を生み出します。
・ビジネスにプライベートに活躍する、カローラ アクシオ

社用車に適した車種として愛されてきたロングセラー、カローラ アクシオ。メッキで強調されたフロントは、他のカローラシリーズとは一線を画する存在感を放ちます。ビジネスを考慮した、座り心地の良いシート。車体のコンパクトさにも関わらず広々としたトランクルームには、ゴルフバッグ3個を収納できるラゲッジ容量があります。室内空間にも各種収納スペースがあり、ビジネスユースに最適。狭い道での軽快な取り回しも特徴です。
・社用車向きのステーションワゴン、カローラ フィールダー

低重心を基調とした、ワイド&ローなデザインが特徴のカローラ フィールダー。大開口で使い勝手の良い開口部からは、さまざまな荷物をたくさん積載することができます。実用性に優れた設計で、長い荷物を載せられる「6:4分割モード」と、大容量の「フラットモード」をワンタッチで選択可能。優れた走行性能で、長時間の運転にも向いており、例えば商品サンプルを積載した営業回りといったビジネスユースにもぴったりです。
・本格的なスポーツモデル、GRカローラ

迫力あるワイドなスタンス、力強くスポーティなデザイン。GRカローラは、モータースポーツの現場で鍛え上げた走行性能を秘めた、走りに特化した特別な車種です。普段の走りからタイムトライアルまで、目的に合わせて選択できる「4WDモードセレクトスイッチ」。そしてトヨタオリジナルの「アクティブトルク4WDシステム」により、優れた旋回加速性能と、4WDならではの安定性を実現しています。
カローラシリーズのサイズを、一覧で比較!
ここで、カローラシリーズのボディサイズと室内サイズを、一覧で比較してみましょう。
車種名 | ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 室内サイズ(長×幅×高) |
カローラ | 4495mm×1745mm×1435mm | 1830mm×1510mm×1160mm |
カローラ ツーリング | 4495mm×1745mm×1460mm | 1795mm×1510mm×1160mm |
カローラ スポーツ | 4375mm×1790mm×1460mm | 1795mm×1510mm×1155mm |
カローラ クロス | 4490mm×1825mm×1620mm | 1800mm×1505mm×1260mm |
カローラ アクシオ | 4400mm×1695mm×1460/1485mm | 1945mm×1430mm×1200mm |
カローラ フィールダー | 4400mm×1695mm×1475/1500mm | 1945mm×1430mm×1200mm |
GRカローラ | 4410mm×1850mm×1480mm | 1790mm×1510mm×1155mm |
特徴的なのは、5ナンバー(小型乗用自動車)に分類されるカローラ アクシオとカローラ フィールダーが、ボディサイズがコンパクトながら、室内空間が広めに取られていることです。
また、カローラクロスの全幅と全高がひときわ大きいことから、SUVらしいサイズ感を持っていることもわかりますね。
京都の狭い道に適した、小回り性能一覧!
次いで、カローラシリーズで定評のある、運転しやすさや取り回しです。京都の細い小径にぐんぐん入り込め、車庫入れも、意外と快適に行うことができるのです。ここではカローラシリーズの最小回転半径を比較してみましょう。

車種名 | 最小回転半径 |
カローラ | 5.0〜5.3m |
カローラ ツーリング | 5.0〜5.3m |
カローラ スポーツ | 5.1〜5.3m |
カローラ クロス | 5.2m |
カローラ アクシオ | 4.9m |
カローラ フィールダー | 4.9m |
GRカローラ | 5.2m |
一覧から見て取れるように、どのカローラも小回り性能に優れていますが、特に法人ユースの、カローラ アクシオ、カローラ フィールダーの取り回しの良さが目立ちます。新人に任せる営業車としても、最適の車種ということが言えそうですね。
カローラシリーズの燃費性能を、一覧で比較!
燃費の良さにも定評のあるカローラシリーズですが、こうして一覧で見てみると、車種による違いも見えてきます。

車種 | WLTCモード燃費(km/L) | WLTCモード燃費(km/L) |
ガソリン車 | ハイブリッド車 | |
カローラ | 18.1〜19.4 | 25.3〜30.2 |
カローラ ツーリング | 17.8〜19.1 | 24.9〜29.5 |
カローラ スポーツ | 17.2〜18.3 | 27.2〜30.0 |
カローラ クロス | 14.4 | 24.2〜26.2 |
カローラ アクシオ | 15.6〜19.8 | 27.8 |
カローラ フィールダー | 15.6〜19.8 | 27.8 |
GRカローラ | 12.4 | ― |
ガソリン車であればカローラ、カローラスポーツ、カローラツーリング。ハイブリッド車は全般的に燃費が良いですが、なかでも法人ユースであるカローラ アクシオ、カローラ フィールダーの数値が目を引きます。
いかがでしたでしょうか。
世界で愛されるカローラシリーズですが、その5つのボディタイプ、7つの車種に関して、数値比較を交えながらご紹介をしてきました。
本記事が、皆様の愛車、または社用車選びの一助となれば幸いです。
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