SUV市場において長年の人気を誇る、トヨタのRAV4。現行の2025年モデルはさらなる進化を遂げ、多くのドライバーの期待に応える充実した仕様となっています。この新しいRAV4は、2024年12月16日にガソリン車とハイブリッド車が、2025年1月6日にプラグインハイブリッド車(PHEV)が発売となったもの。今回のコラムでは、この新型RAV4の特徴や魅力を、具体的なスペックとともに詳しく見ていきましょう。


プラグインハイブリッドシステム
トヨタRAV4(2025年モデル)における主な変更点
2025年モデルのRAV4は、現行モデルの一部改良版であり、以下のような重要な変更が行なわれました。これらの変更によって、RAV4の走行性能、安全性、快適性は以前にも増して大きく向上しました。

1. 全車4WD化:これまでエントリーグレード「X」のみに設定されていたFF(前輪駆動)モデルが廃止され、全グレードで4WD(四輪駆動)となりました。ハイブリッド車ではE-Fourが採用されています(E-Fourについては、コラム トヨタ車の説明でよく見る『E-Four』とは何だろう?にて詳しく説明していますので、ぜひ併せてご覧ください)。
2. 安全装備の強化:ブラインドスポットモニターが全車種で標準装備となりました。隣の車線を走る車両をレーダーで検知し、ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在する車両に加えて、急接近してくる車両も検知します。車両を検知すると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターが点灯します。
3. パーキングサポートブレーキ(後方接近車両):Xグレードに標準装備されました。駐車場で後退するときに、後方から接近する車両を知らせ、衝突の危険性がある場合、自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減をサポートしてくれる機能です。
4. 10.5インチディスプレイオーディオ:Adventure、G“Z package”、G、Zグレードに標準装備されました。ディスプレイオーディオについては、コラム「トヨタの「ディスプレイオーディオ」完全ガイド!知っておきたい機能と活用法」にて詳しく紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
5. 外部給電アタッチメント:ハイブリッド車に標準装備されました(メーカーオプションの「アクセサリーコンセント」選択時)。
トヨタRAV4(2025年モデル)のパワートレーン

2025年モデルのトヨタ RAV4には、2.5L直列4気筒エンジンと2つの電気モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレーン(前輪駆動車はシステム最高出力218ps/「E-Four」は同222ps)、および2.0L直列4気筒エンジンを搭載したガソリンモデル(最高出力171ps/最大トルク207Nm)が用意されています。
トヨタRAV4(2025年モデル)の燃費性能の向上
2025年モデルのトヨタ RAV4は、最新のハイブリッドシステムにより、改良前のモデルから約1km/Lの燃費向上を実現しました。特にプラグインハイブリッドモデルは、SUVでありながら22.2km/L(WLTCモード)という優れた燃費性能を達成しており、環境に配慮しつつ、経済的な運転が可能となっています。

トヨタRAV4(2025年モデル)の安全性能の進化
2025年モデルのトヨタ RAV4は、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。これらの先進安全機能により、ドライバーの安全運転をサポートし、事故のリスクを低減します。主な安全機能には以下のものがあります。


– プリクラッシュセーフティ(昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能)
– レーントレーシングアシスト(LTA)
– ロードサインアシスト(RSA)
– リヤクロストラフィックアラート(RCTA)
– ブラインドスポットモニター(BSM)
トヨタRAV4(2025年モデル)の4WDシステム

2025年モデルのトヨタ RAV4は、3種類の4WDシステムを用意。様々な走行環境に対応しています。
1. ダイナミックトルクベクタリングAWD
アドベンチャーとG“Z パッケージ”グレードに搭載されるこのシステムは、高い走破性と安定性を誇ります。トルク配分は前輪100:後輪0から前輪50:後輪50まで可能で、後輪間でも、右輪100:左輪0から右輪0:左輪100まで調整可能です。

ダイナミックトルクベクタリングAWD
2. ダイナミックトルクコントロール4WD
GとXグレードに搭載されるこのシステムは、前輪と後輪のトルク配分を前輪100:後輪0から前輪50:後輪50まで自動的に調整し、効率的な走行と優れた燃費性能を実現します。
3. E-Four(電気式4輪駆動方式)
ハイブリッドとプラグインハイブリッド車に搭載されるE-Fourは、前輪100:後輪0から前輪20:後輪80までのトルク配分が可能です。プラグインハイブリッド車は発進時に常に前輪50:後輪50の配分を行い、スムーズなスタートを実現します。
トヨタRAV4(2025年モデル)の実用性と快適性


2025年モデルのトヨタ RAV4は、実用性と快適性においても高い評価を得ています。580Lに及ぶ、広い荷室容量。荷物に応じて床面の高さを調整できる機能。室内空間は高い居住性を備えており、コックピットに座るドライバーは前方のみならず、後方・斜め後方にまで良好な視界を確保できます。これらをまとめ上げるエクステリアは、SUVらしい力強さと、洗練されたデザインアピールを誇っています。
トヨタRAV4(2025年モデル)の魅力
2024年12月、そして2025年1月に発売された、トヨタRAV4の一部改良モデルは、これまで見てきたように、パワートレーンの多様化、燃費性能の向上、安全性能の強化、そして高度な4WDシステムの採用により、さらなる進化を遂げました。
これらの特徴によってトヨタのRAV4は、都市部での日常使いから長距離ドライブ、さらにはアウトドアでの使用まで、幅広いシーンで活動することができます。そしてこれらのイメージすべてを包括した、スポーティ、アクティブ&アグレッシブな、エグゼクティブ向けの個性あふれる社用車としても、RAV4は活躍してくれるに違いありません。
いかがでしたでしょうか。
トヨタレンタリース京都では、京都府下の法人様、または個人営業主の皆様に役立つサービスの提供と、情報の発信に努めています。
クルマに関するお困りごとやご相談は、トヨタレンタリース京都に、どうぞお気軽にお寄せください。