渋滞には、誰もが巻き込まれたくないもの。十分に情報収集を行い、あらかじめ回避するようつとめたいものです。しかし、社用で出向く必要がある時、あるいは運転コースの前方で運悪く渋滞が発生してしまった時など、どうしても回避できないというケースもあるでしょう。
本コラムでは、まず渋滞回避のための情報収集のコツを、次いで渋滞に巻き込まれてしまった場合の安全運転のコツをご紹介します。

事前の情報収集であらかじめ回避する
インターネット上には、複数の渋滞予測や渋滞予測カレンダーのサイトがあります。これらを事前に参照して、運転予定の日時に渋滞が発生しそうかどうかの情報を確認しておきましょう。
スケジュールの都合で渋滞の回避が難しそうであれば、事前に迂回ルートを検討しておくのも手でしょう。
リアルタイムで情報収集する
いざ、渋滞に付き合わなければならないとなった際には、渋滞の距離や、渋滞から抜けられる時間等を把握したいもの。以下の方法でチェックしましょう。
・カーラジオ
運転しながら気軽に渋滞情報をチェックできるカーラジオ。渋滞が危ぶまれる時、巻き込まれてしまった時には、車内に流して随時情報をチェックすると良いでしょう。

・VICS対応のカーナビ
VICS(ビックス)とは、渋滞や交通規制などの道路交通情報を、FM多重放送やビーコンを使ってリアルタイムにカーナビに届けるシステムです。VICS情報は24時間365日提供されており、カーナビによるルート検索や渋滞回避に活用されています。
カーナビは運転中には操作することはできませんので、同乗者に操作を依頼するか、クルマを停める、あるいは高速道路を運転中の場合には、サービスエリア等でチェックするようにしましょう。

・スマホの渋滞・交通情報アプリ
スマートフォン用の渋滞・交通情報アプリも様々なものがリリースされています。こちらもドライバーであれば運転時には操作することができませんので、同乗者に協力してもらうなどの方法を取りましょう。
渋滞にはまった際の運転のコツ7選
以下では、やむを得ず渋滞にはまってしまった際の運転のコツを、7つに分けて見ていきます。
・渋滞時の運転のコツ1. 車間距離はしっかりと
渋滞時は追突事故が多くなるため、注意が必要です。焦って車間距離を詰めてしまうと、前方の車両が停車した時に追突してしまう危険が生じるだけでなく、後方の車両に追突されて玉突き事故になってしまう可能性もあります。
運転時は直前のクルマだけでなく、3台程度先までのクルマにも注意を向けておき、停止発進を繰り返す車列の動向をチェックしながら、車間距離を十分に確保するようにしましょう。

・渋滞時の運転のコツ2. みだりに車線変更しない
片側2車線以上の道路や高速道路の場合には、できるだけ左側の車線をキープしましょう。高速道路の渋滞時においては、右側の追い越し車線への車線変更を行っても、到着時間にはさほど差が出ないことがわかっています。後続車と接触する危険を減らすためにも、みだりに車線変更をしない方が良いでしょう。

・渋滞時の運転のコツ3. 脇見運転をしない
渋滞運転時には集中力が途切れてしまいがち。停止時には、ついつい脇見をしたり、スマホを使ったりといった誘惑にかられてしまうかもしれません。しかし車列はいつ動き出すかわかりません。後続車の問題もあります。隣の車列に釣られて慌てて前進したら前のクルマに追突した、といったこともあるかもしれません。脇見運転やスマホ操作は決して行わないようにして、事故を防止しましょう。
・渋滞時の運転のコツ4. ポンピングブレーキの利用

ブレーキペダルを段階的に踏み込んでクルマを減速させるのがポンピングブレーキ。ブレーキランプの点滅が繰り返されるので、効果的に後続車の注意を引くことができます。渋滞時に、後続車との車間距離を確保したい時には、このポンピングブレーキで後続車にメッセージを送ることができます。
・渋滞時の運転のコツ5. 後方や側方にも注意する
渋滞の運転中には、後方の車両を縫うようにして前に出てくるバイクもあるので注意が必要です。特に自分のクルマが車線変更を行おうとしている時には要注意。また、他のクルマの車線変更の兆候(ウィンカーの点滅など)や、ブレーキランプ、ハザードランプも見逃さないようにしなければなりません。渋滞時はつい前方のみに注意が向きますが、後方や側方にも常に気を配るようにしましょう。
・渋滞時の運転のコツ6. 適時適切な休憩を
渋滞時の運転は退屈なものですが、神経を使うため、徐々に疲れが溜まってきます。休憩場所を見つけ、早め早めの休憩を取るようにしましょう。高速道路であればサービスエリアを利用し、車外で軽くストレッチをする、必要に応じて仮眠を取る等を行うと良いでしょう。

・渋滞時の運転のコツ7. ハザードランプを忘れずに
渋滞の最後尾に接近したことがわかったら、後続車に渋滞を知らせるためにハザードランプを点灯させましょう。渋滞の最後尾は追突事故が多いため、前後ともに十分な車間距離を確保することが必要です。バックミラーで、後続車が減速に入ったことを確認するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
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