【ビジネスマナー】社用車にも上座があるってご存知ですか?

クルマ知識

社用車にも上座・下座があるのをご存知でしょうか。これはもともとは外務省が定めた国際儀礼(プロトコール)に基づくものです。社用車は、いわば「移動するビジネス空間」。社内外の人々と複数人で利用する際には、上座・下座を意識するのはごく自然なことと言えるでしょう。ですが同じ社用車といっても、座席数や運転手の有無によって、上座・下座の関係は異なってきます。そこで以下では、さまざまなパターンを図解とともに示し、なぜそのような席次になるのかの理由とともに解説していきます。

5人乗りセダンの場合の上座・下座

運転手がいる場合

社用車で運転手がいる場合(上司等が運転するのではない場合)には、クルマの中で一番安全な席であるといわれている①が上座となります。次いで入り口に近い②、そして後部座席の中で座り心地の悪い中央席が③となります。助手席がもっとも低い席次となりますが、③がお客様の場合、窮屈で座り心地も良くありませんので、交代を申し出るのも配慮があって良いでしょう。

5人乗りセダンの場合の上座・下座

運転するのが会社の上司などの場合

運転をするのが自社の上司といった場合はどうでしょうか。そうした場合には、図のように助手席が①、すなわち上座となります。自社の上司が運転するということで、先の図では下座だった助手席が上座に繰り上がるわけです。助手席が上座となるのは、後部座席と比較して座りやすいように設計されているからという理由もあります。

ただしお客様が後部座席を望まれる場合などは、臨機応変に対応します。

いずれにしても、後部座席の中央は窮屈で座りにくい席です。事前にお客様の乗車人数がわかっている場合は、1台に5人乗ると窮屈ですから、複数台の(もしくは大型の)社用車を手配しておくなどしておきたいですね。

5人乗りセダンの場合の上座・下座

ところで、5人乗りの社用車に2人で乗る場合や、3人で乗る場合は、上座・下座の関係はどのようになるのでしょうか。

お客様が1人の場合

自分は②の席に座ります。①が上座でお客様の席となります。後部座席をゆったりとお一人で使っていただくという意味合いです。運転手がいる場合も、上司が運転する場合も、席次は変わりません。

5人乗りセダンの場合の上座・下座

お客様が2人の場合

上の場合と同様に、お客様に①、②の後部座席を使っていただきます。自分は③の助手席に乗りましょう。この場合も、運転手の運転であれ上司の運転であれ、席次は変わりません。

5人乗りセダンの場合の上座・下座

ワゴンタイプの社用車(7人乗り)の場合

ワゴンタイプの場合、最後列が乗り降りしにくいので、下座という扱いになります。助手席は運転席に誰が座るかで変わりますが、基本的に上で見てきたセダンと同じ考え方になります。

運転手がいる場合

最後列が下座ですが、その次の下座が助手席となります。運転席後方の椅子が上座となるのは、セダンの場合と変わりません。

ワゴンタイプの社用車(7人乗り)の場合

運転手がおらず、上司等が運転する場合

最後列が下座で、助手席は上座となります。運転席後方が2番目、2列目のドア近くの座席が3番目、2列目中央の座席が4番目という席次になります。セダンで見てきたルールに準じているのがおわかりになるかと思います。

ワゴンタイプの社用車(7人乗り)の場合


いかがでしたでしょうか。
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